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うつ病の分類

うつ病、というのは、「うつ病」という一つの病気というわけではありません。
説明が抽象的ではありますが、つまりうつ病には幾つもの種類が存在しているということです。
それぞれのうつ病は発生の原因や症状が違いにも違いがあり、具体的に知っておくことで自分がなってしまった場合、あるいは自分の近しい人がなってしまった場合の対策となります。
うつ病の種類については、様々な症状の度合いから分類を行うことが出来ます。

もっとも古典的な分類方法であるのが、従来診断というものです。
これは疾患がどのようにして発生したのか?という原因からうつ病の種類を分類するものです。
うつ病になってしまった原因が明らかな場合と、そうではないという分類が大きな分類です。
特にうつ病として規定されることが多いのは後者であるうつ病になってしまった原因がわからない場合ですが、今では症状からして判断をすることが多く、原因によらずうつ病はうつ病として扱うようになってきました。

この他では、重症度によって分類する方法があります。
軽い抑うつ症状が出るものを軽度、さらに強い症状が出るものを中度、社会的活動を妨げるものを「重度」と規定しています。
さらに、幻覚症状や幻聴症状などが出る場合についても重度の分類となります。

うつ病のうち重度と診断されるのは15%ほどとされています。
症状が改善してきたために、重度や中度の症状が発生しなくなってきたものの、全体としてまだ症状が残っている場合については部分寛解という扱いとなり、別のカテゴライズが与えられるようになっています。

この他にも、うつ症状が出る回数による分類、治療反応性による分類、さらにうつ病になる前にどのような性格であったのか?ということから考える分類方法などが取られており、それぞれの症状が違うことが知られています。

うつ病の種類

更に最近では、いわゆる「新型うつ」と呼ばれるうつ病も登場してきました。
従来のうつ病というのは、どのような場面でも抑うつ症状が発生する、というのが症状であったのに対し、新型うつ病は「ストレッサーがある場合のみ抑うつ症状が発生する」という特徴を持ちます。
例えば、仕事中には抑うつ状態になるものの、家庭では問題がない、というようなケースです。
ちなみにこの「新型うつ病」というのはあくまでもマスコミが使っている用語であって、正式な呼び名ではありません。

正式には「非定型うつ病」といいます。
これに対して従来のうつ病のことをメランコリー型うつ病と呼びます。
このタイプのうつ病は、それこそ常に落ち込んでいるわけではないために、外から見ると仕事の時だけやる気をなくしてるように見えるため、さらに病気として認識されにくいという特徴があります。

この先のページではこの非定型うつ病に加え、仮面うつ病、退行期うつ病といううつ病についてそれぞれ紹介していきます。
種類によって症状の違いも見られるため、詳しく知って置くようにしましょう。

>>仮面うつ病
外から分かりにくいうつ病

>>非定型うつ病
いわゆる「新型うつ病」

>>退行期うつ病
年齢に伴う環境の変化