新しいうつ病

うつ病の代表的な症状として、「どのような状況でも気分が落ち込む、抑うつ状態になる」というものが挙げられます。
しかし、最近になって多くなってきているうつ病である「非定型うつ病」というのは、この症状が少々違っています。

この非定型うつ病というのは若い層を中心に多くなっている、いわゆる新型うつ病のこと。
今まで考えられてきたうつ病の傾向とは大きく違うため、自分自身でも、周囲からみてもその人がうつ病である、ということが判断できずに治療が遅くなってしまう傾向があります。

その大きなポイントとなるのが「ストレス源が近くにない場合」については抑うつ状態から開放される、ということです。
つまり、従来のうつのように自分の趣味に取り組む意欲もわかない、というのではなく、自分がしたいことに関してはある程度意欲を持ったままであることが考えられます。
さらに生活習慣などに関しても食欲落ちないなど、身体的な症状が発生しにくいこともあり、発見が難しい傾向にあります。

基本的にうつ病というのは、この非定型うつ病も含めて、勝手に治癒するというものではありません。
治そうとして動かなければ、治らない病気だということをしっかり理解しておく必要があります。
非定型うつ病の可能性も視野に入れつつ、自分の症状を見つめなおしてみるのが良いでしょう。

非定型うつ病の傾向

では、非定型うつ病に関してはどのような傾向が見られるでしょうか?
非定型うつ病になってしまう前に見られることが多い症状について簡単にまとめます。
まずかかりやすい人の特徴として、「手のかからない子供だった」ということが挙げられます。
物分かりがよく、相手の気持を忖度することに長けている人ほど、気づかないうちにストレスを溜めて非定型うつ病になりやすいといわれています。

さらに、責任感が強く、自己主張が苦手な人がなりやすい、というのは従来のうつ病と変わりません。
この病気に関しては特に強く「甘えている」というように外部から見られる事がありますが、「甘えない」人ほどこの症状にかかりやすいと言われています。
他人に弱みを見せるのを嫌がるプライドの高い人ほどなり易い傾向があるため、自分自身では分からないうちに侵食されていくことになります。

非定型うつ病についても、心療内科や精神科などを受診して治療を受けるのが一番の改善方法です。
七十パーセントほどの人がトレーニングを受けることによって改善しているという結果が出ていますので、迷う前にかかってみたほうが早いこともあるでしょう。