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うつ病と向き合う

では、いざうつ病になってしまった場合、どのようにして治していけば良いのでしょうか?
重要なのは、まず自分がうつ病という病気である、ということに向き合うことです。
一番悪化を進行させてしまうのが、自分の症状が自分のせいで発生している、と考えてしまうことで、そうすることで罪悪感が強まりうつの症状を強くしてしまいます。

うつ病の治療において重要になるポイントは大きく三つあります。
まず一つは、十分な休養を取る、ということです。
うつ病の発生トリガーはさまざまですが、うつ病の状態が続いてしまう原因は日常的なストレスが持続することにあります。
そのため、ストレスを遠ざけて休養を取る、ということが重要なポイントとなってきます。

たいていどのような病気でも休養を取るということは重要な解決手段の一つなのですが、ことうつ病に関しては患者の側がそれを行わないことが多いという問題があります。
特に根が真面目な人がうつ病になってしまった場合、休みを取ること自体に罪悪感を感じてしまい、悪化の一途をたどることになります。
ストレスを解消するためにも、一度ストレス源となっているものから遠ざけるということは避けて通ることは出来ません。
休みたいと思わない人を休ませるためには、周囲の人の協力を欠かすことが出来ません。

自分では休もうとしないのであれば、周りの人が自分が休んで欲しい、ということを伝えることが重要になります。
自分のために休む、ということが心理的ハードルとなって休めない場合、周囲からの要請ならば休んでくれることも考えられるためです。
ただ、仕事がストレス源となっていない場合、例えば家事や子育てなどがストレス源となっている場合には、家庭で休んでもらうことでは解決しないことが考えられます。
こういった場合には入院も視野にいれると良いでしょう。

療養だけで治療が難しい場合には、薬を利用して治療するという方法もあります。
人によっては精神科の処方する薬に対して不安がある、という人もいらっしゃるかと思いますが、うつ病もあくまでも病気であり、薬での治療を見込むことが出来ます。
いわゆる抗鬱剤というものがうつ病の治療として処方されることになります。

現在主に利用されている抗鬱剤についても簡単に紹介します。
まず、SSRIという薬があります。
これは「選択的セロトニン再取り込み阻害薬」という薬の略称です。
脳内の情報伝達物質であるセロトニンの働きに作用し、不安を抑える効果を発揮します。
不安が強いタイプのうつ病の人に特に効果を発揮し、かつ副作用も少ないことから利用されることが多いです。

次に、SNRIという薬です。
これはセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬の略称です。
こちらはまだ認可からそれほど時間が経っていない薬であるため、利用率は多少低めになっています。
セロトニンだけではなく、ノルアドレナリンの再取り込みも阻害することによりうつ病症状を和らげることが可能です。

さらに、NaSSAという薬もあります。
ノルアドレナリン作動性特異的セロトニン作動性抗鬱薬の事を言います。
こちらも作用自体は上記のSSRIやSNRIと同じもので、うつ症状を改善するのに効果を発揮します。

この他にも、三環系抗うつ薬や四環系抗うつ薬などの抗鬱剤があり、いずれも利用されることがあります。
いずれの抗鬱剤というのもうつの症状になっている脳内情報伝達物質のバランスを整えるというもので、医学的に効果を発揮する薬となっているため、無闇に怖がる必要はありません。
精神を蝕む病ではあるものの、病気の発生自体は一般的な病気と同じです。

心理的治療法

薬による治療の他にも、心理的治療を利用する治療法というのがあります。
これは精神科のカウンセラーを利用して自分の状況を整理し、受け入れるということです。
認知行動療法というものの一種で、自分の考え方を人との話を通して再認識するという意味があります。
まずは自分がうつ病を患っている可能性がある、ということを飲み込むことが出来なければ適切な治療を行うことが出来ませんから、ここから初めて見るのが良いでしょう。

さらに、この他にも栄養を取ることによる治療法というのが存在しています。
この栄養を取る治療法については、次のページで詳しく紹介していきます。

>>栄養をとろう
栄養を取ってうつ病対策