誰もがうつ病になる可能性を秘めているという事は、裏を返せば自分自身はもちろんですが身近な人がうつ病になる可能性もあります。
それまで元気だったのに、急にふさぎ込むようになってしまったり、それまでとはまるで別人かのような言動や思考回路になってしまっている。

そのようなケースも十分に考えられますが、では身近な人間がうつ病になってしまった場合にはどのように対処すべきなのか。
「身近」と言っても様々です。

身近な人々

家族、友人、同僚、先輩、後輩、上司、部下。
様々な人間関係があるのですが、そのような近い存在がうつ病になってしまった時にどのような対処が求められるのかと言えば、まずは冷静に受け止めてあげる事です。
そしてうつ病の事を理解してあげる事が求められます。

うつ病の場合、考え方がどうしても変わってきます。ともすると甘やかしているかのように接しなければならないのですが、仮にそれが出来ないとなるとうつ病を悪化させてしまう事にもなります。
また、うつ病の事をよく分からないままですと、かけて良い言葉とかけてはならない言葉が分からないので、自分自身は良かれと思ってかけている言葉が実は相手にとってはマイナスや負担になってしまうケースもあるのです。
その代表例が何と言っても「頑張れ」です。

頑張れという言葉の意味

日常生活の中でこの言葉を耳にするケースはとても多いかと思いますし、自分自身が他人にかけるケースもあれば、逆に頑張れと声をかけてもらうケースもあるのではないでしょうか。
また、言葉そのものに意味はないものの、コミュニケーションの一環だったり、他になんて声をかけて良いのか分からないような時、別れの時などにも「頑張って」と声をかける事もあるはずです。

言葉そのものに特に意味はなく、コミュニケーションの一環としてこの言葉を用いるケースも多いかと思いますが、実はこの言葉はうつ病患者には絶対にかけてはならない言葉なのです。
「頑張れ」と声をかけられると「まだまだ頑張りが足りないのか」「もっともっと頑張らないといけないのか」と考えてしまうのです。
うつ病と戦っているのですから頑張れと声をかけるのはおかしな事ではないのではと思う人の方が圧倒的に多いと思いますが、この言葉はうつ病患者にとっては自分自身を責めるための道具となってしまう言葉でしかありません。

むしろそれによって大変な事にさえなりかねないのですから、頑張れと声をかけるのは控えるべきです。
むしろ「そんなに頑張らなくて良い」といった言葉の方がうつ病患者のプレッシャーを軽減する事が出来るのです。
このように、言葉一つだけでもかけてはならない言葉がありますので、身近な人間がうつ病になってしまったら、うつ病を理解してあげる事も大切です。