対人関係療法もうつ病の治療の一つです。
これがどのような治療なのかといえば、うつ病の原因は人間関係にあると考え、患者が問題を抱えているであろう対人関係を解決するよう図るのです。
どのように解決するのかといえば、うつ病そのものに影響する対人関係に焦点を当てて対処を図るのであって、決してむやみやたらに人間関係をあれこれ詮索するものではありません。

何が必要か

うつ病の原因となっているであろう人間関係をある程度考え、患者に最もストレスを与えているであろう人間を割り出したり、人間関係を調査し、トラブルを回避する事が出来るかどうかを考えたりですとか、対処するためには何が必要なのか。
言うなれば対コミュニケーション能力をレクチャーするものでもあります。

人間にとって人間関係のストレスは半端なものではありません。
特に会社のように日常的な人間関係の場所でのトラブルの場合、毎日のように顔を合わせなければならないのですから、そこに問題があると自分一人の力だけではなかなか改善出来るものではありません。
しかもこれは悪循環にもなりやすいのです。

ネガティブになる

うつ病の場合、どうしても考え方そのものがマイナスやネガティブなものになりますので、対人関係のもつれなだけであっても「もしかしたらあいつが自分の悪い部分を言いふらしているのではないか」「会社の人間はほとんどあっちの味方をするのではないか」といった考え方をするようになってしまうのです。
現実的に考えたらそのような事など「有り得ない」で済むものの、考え方がネガティブだったり、ともすると被害妄想が膨らんでいるような状況となってしまっていますので、そのような事を考えてしまうのです。
そこで、その相手とどのように付き合うのが良いのかをレクチャーする事によって、うつ病の原因そのものを解決したり、改善策を与えるのです。

うつ病に陥るまでに悩んでいるのは、言い換えれば改善策が見つからないからでもあるのです。
自分自身だけではどうすれば良いのか分からないがために、悩んでいるおかげで気付いたらマイナスに解釈するようになってしまい、うつ病にまで陥るケースもあるのです。
つまりはどのように対処すれば良いのかをレクチャーしてもらえばうつ病になるような事はないと言い換える事も出来るのです。

この改善方法は人間関係に原因がある場合にはとても有効な手段です。
人間にとって人間関係はとても大きいものですが、うつ病患者にとっては想像以上に大きな物になってしまっており、自分だけではどうする事も出来なくなっているからこそ、どうすべきかをレクチャーする事で解決の糸口が見えてくるのです。
どうすれば良いのかが分かれば、実践するだけで良いのですしね。