体験談から知るうつ病

ここではうつ病の体験談を紹介します。
今回紹介するのは、東京都の42歳男性シンジさんによる体験談です。
シンジさんがうつ病になったのは、高校二年生の頃だったといいます。
うつ病になってしまった原因は、不定愁訴というものでした。

これによって登校拒否状態になってしまい、そのことからうつ病が悪化していたと言います。
当時は現在のように治療の環境が整っていたわけではありませんし、当然理解もまだまだ進んでいない状態でした。
薬からの副作用なども大きく、大きな苦痛を感じていたと記録しています。
途中これらの症状から通院をする事が出来なくなり、一度別の病院へと移っています。

その後掛かった病院は、その後現在に至るまで付き合いがあるといいます。
「うつ」というのが一生付き合うことになるものだ、ということがこのことからもみてとれるでしょう。
その後、大学に進学しますが、また無気力状態が発生して勉強ができなくなり、休学を余儀なくされたといいます。

患者からの声

シンジさんは、この後もさまざまな場面でうつ病に苛まれ、勉強や就職などさまざまなことを阻害されていくことになります。
教員免許状取得のための聴講も途中で断念せざるを得なくなり、最終的には障害者認定を受けるまで至ったといいます。
ともかく一生、つねに闇の中にいるような感覚とともに生きてきた、というのが全体を通しての意見です。

そしてシンジさんは、「うつ病はだれにでも言えるものではない」と最後に話してくれました。
人に発露できないからこそ、理解が進まず、苦しんでいる人が多いのだそうです。